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ほほ笑みの国“タイ”

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「ドリー」のことを覚えていますか。英国の研究所で世界初のクローン羊が生まれたのは、ちょうど15年前の7月5日でした。親と全く同じ遺伝情報を持つ誕生で、空想の世界にあったクローンが急に現実に変わった感じがしました。
今度は「私は兄のクローン」といってはばからない女性が登場した。といっても、こちらは政治の話。
タイの総選挙で最大野党を勝利に導き、次期首相に就任する見通しのインラック氏だ。9人いるタクシン元首相の兄妹の末っ子で、元首相も妹を「私のクローン」と認める。
事業家出身で政治経験はなかった。ひと昔前までタイといえば仏教に根ざす「ほほ笑みの国」の印象が強かった。
ところが最近は、「赤シャツ」「黄シャツ」の対立ばかりが記憶に残る。
赤は農民や低所得者層が支持するタクシン派。黄は都市部の中高所得者層が主体の反タクシン派。
バンコクの空港占拠や中心街の衝突の混乱が忘れられない。くっきり色分けされたタイ社会の断絶。
総選挙後も和解は簡単にはすすまないかもしれない。初の女性首相に期待は大きいが、「兄のクローン」
のままではどうだろうか。
ドリーは平均寿命のほぼ半分で生涯を終えた。赤も黄もないまっさらな
気持で国の安定に邁進し、ほほ笑みのイメージを取り戻してほしい。